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非紳士。 [住まい]

 英国では、紳士は走らないことになっているんだそうです。サッカー(紳士がたしなむ野蛮なスポーツ)とかはたぶん別で、日常生活においては何があっても走らない。絶対に走らない。どこで読んだんだったかな。

 「バスに遅れそうになったりしても紳士は走れないの?」
 「はい。走らないのが紳士ですから」
 「じゃあ、その人が走ったらどうなるの?」
 「簡単です。その人は紳士ではなくなります」
 「‥‥それだけですか?」
 「はい。それだけです」

 ということなんだそうです。わかったようなわからないような。

 今日はホテルに泊まっていました。いつもより早めに朝ご飯たべて、シャワーもしっかり浴びて、‥‥なのにフツーにうだうだしていたら、乗るつもりだった汽車が駅を出るまであとジャスト10分という時間になっていました。

 チェックアウトしながら間に合う気が全然しない。前述の(2008-10-05)、25キロもある旅行ケースを引っ張って、折り悪くちょうど赤になった信号を二つともしっかり守りながら駅まで走りました。うちから隣んちまでいくよりもずっと短い距離になぜ信号が二つも三つもあるんだよ札幌は!!

 駅に着いて改札を通っても間に合う気が全然しない。エスカレータやエレベータを探す余裕がないままいちばん近い階段でホームまで30段くらいを25キロのケースとともにえらい勢いで一気に駆け上がりました(イメージとしては戦車のフタを開けるときの少佐です。ぴきぴきぴき)。

 ホームには汽車がいました。いたよ。でも入り口は遠い。「まもなく発車しまーす」とアナウンスしてる駅員さんに聞こえたか聞こえなかったかわからんけど大声で「待って!」と叫び。

 乗りこんでしばらくしてからドアが閉まったので実はそんなにぎりぎりでもなかったのかな。ともかくも非紳士は汽車に間に合いました。よかった。

 明日は腕が肩より上には上がらないこと請け合いです。
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タナッチ

う~~んと。

(イメージとしては戦車のフタを開けるときの少佐です。ぴきぴきぴき)。
エントリープラグを開ける、碇ゲンドウって書いてほしかったな。
エントリープラグを開ける、碇シンジでもいいけどさ。
by タナッチ (2008-10-12 18:51) 

chishu

「力いっぱい」というと少佐を思い出します。

碇両氏はヤケドしたものの腕は壊れませんでした。
対し少佐は体を(文字通り)コワすくらいに力いっぱいでした。

‥‥25キロトランクは、そういうイメージでありました。
by chishu (2008-10-14 08:58) 

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