ゆらゆらめまい。

　『ジェネラル・ルージュの凱旋』下巻を読みながら、友だちから借りたDVD（市販ではなく友だち本人が映っています）を.avi、.flv、.mp4、.swf、.wmv形式に変換しながら、ニュースになったら一生懸命見るために、ただつけるだけつけておいたTVを見ずに音だけを聞いていたら、

　世界がゆらゆらしました。

　最初は「地震？」と思いました。わたしには自他ともに大いに認めることだと思いますが他罰的傾向があります。何か起こったらまず「だって○○がさ」的に言ってしまう。そのあとで「俺あかん」と思う。そういうのの一環として自分がゆらゆらしたら地震だと最初に思う。「地震？　（俺あかん）‥‥いや、まず確認しよう。」

　でも地震の証拠として電気のヒモが揺れてるかどうかを確認しようにも、どうもそれを確認しようとしているわたし自身が椅子の上でゆらゆらしていて、ヒモが揺れてるかどうかよくわからない。

　と思って一生懸命に電気のヒモを見ていたら、ますます、くらくらしてきた。

　ああ、これはやっぱりめまいだったか、でもこういうゆっくりゆっくりした地震ってあるんだよなあ、石油タンクがゆっくりゆっくりあふれるんだよなあ、めまいなのかなあ、地震なのかなあ、気になるなあ‥‥

　‥‥と思ってしばらく経って見たら、TV画面の上の方に地震情報が出ました。十勝沖30キロ。‥‥ということはめまいじゃなかったんだ。わたしよりも地面が揺れてたそうです。震度1でした。

　体調悪いのかなあ、めまいだよなあ、と思ってちょっとげんなりした時、それが実はめまいじゃなく地震であったことが確認できたら、わたしすごく嬉しいです。

　では読書に戻ります。

　そう、動画の変換は無事終了しました。これでやっと友だちに送り返すことができます。他のことができます。

　『ルージュ』、もうそろそろ読了です。発行順番を気にして買ってきた『螺鈿迷宮』、少し読んで比較してみると時系列的にはこれの方が後っぽいことが何となくわかったので、『ルージュ』を先に読了してから『螺鈿』に本格的に取りかかることにします。

　それにしてもこのタイトル、どうしても『ジェネラル・ルージュの』「伝言」って思ってしまいます。

　ではでは。