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大谷光淳『ありのままに、ひたむきに』の感想・紹介 [本の感想系]

大谷光淳
『ありのままに、ひたむきに
 不安な今を生きる』
PHP 2016年9月21日 600円+税

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https://www.amazon.co.jp/dp/4569834108/

第1章 一瞬一瞬を精いっぱい生きる
第2章 困難な時代をともに生き、ともに歩む
第3章 現代に生きる仏教の教え、親鸞聖人の教え
対談 ぶれることなく思いを伝える 遠藤保仁さん(ガンバ大阪)とともに
対談 親と子が安心できる社会に 大平光代さん(弁護士)とともに

読了しました。どんな本なんだろう?ととても不安でしたが、ホッとしました。何んかとても読みやすくてよかったです。仏教用語も「ゴリゴリ」という感じではほとんど出て来ません。

章立ての中に、さらに見開き2ページや、短いのは1ページ、長いのは4ページの「ライトエッセイ」がいくつも入っています。エッセイひとつひとつのタイトルがすべて3行と長め。…啄木か!

エッセイは、生き方や考え方、仏教や仏教的なものとの向き合い方についてやさしく書かれています。お念仏についてもすごくわかりやすい書き方で説明しています。何も知らない人が読んでも「すーっ」と入っていく場合があるのでは。文書うまいと思います。

対談は、へえ、こんな感じなんだ… と、ご門主の「人となり」がなんとなくイメージできるようにまとまっています。遠藤と大平さんについては「なんとなく」知ったつもりになっているけれど、この二人についても「へえ、こんな感じなんだ…」と思わされました。知らないのに知ったつもりになってしまっているんですねえ。

ということで、本願寺派の僧侶には、現門主についての公式なガイドブックが出た! とお伝えします。おすすめです。

仏教や真宗に馴染んでらっしゃる方にも、「本願寺派の門主はこんな人らしいですよ」、という意味や、「真宗や仏教の考え方について、アラフォー男子がものすごく易しく書いてくれてますよ」という意味で、おすすめです。

仏教よく知らないけれど、何かよい入門書みたいなのがあったら良いなと思っている人にもおすすめかなと思います、ただ大谷光淳氏の紹介本としての側面が後半は強いかもしれません。

600円+税ですから、損はそんなにしないと思います。

ありのままに、ひたむきに

ありのままに、ひたむきに

  • 作者: 大谷 光淳
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2016/09/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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