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「ビバ曇鸞大師!」という内容のご和讃からご法話しました。 [法話]

曇鸞大師のことをよまれたご和讃から、ご法話いたしました。
2022年6月1日の、妙法寺(音更)、あさまいりです。



親鸞作『高僧和讃』曇鸞讃
「四論の講説さしおきて
  本願他力をときたまひ
  具縛の凡衆をみちびきて
  涅槃のかどにぞいらしめし」

曇鸞大師は「四論」の解説書を執筆中に大病を患われた。「これではいけない、もっと長生きしなければ、何もなしえない」と思われ、長生きするための教え:「仙経」を、大変な苦労の末、手に入れられた。

それを菩提流支三蔵に伝えると、「そうじゃないだろう、人は長生きしても必ず死ぬ。永遠に死なない方法を求めるべきだろう」と言いながら『観無量寿経』をすすめられた。その教えに感動した曇鸞大師は、それまでの価値観から脱すとともに、苦労して手に入れた仙経を焼き捨て、浄土教に帰依された。

親鸞さまが曇鸞大師を重視する理由は、「がらっと変わる瞬間」が、曇鸞さまにも親鸞さまにもあったことによるのではないだろうか。菩提流支三蔵のお諭しから仙経が自分には必要ないとわかったとき、曇鸞大師はどんな衝撃を感じられたのだろう。

なんまんだぶ。
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