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『無宗教こそ日本人の宗教である』の紹介文を書いた。 [本の感想系]

 先日いらいらしながら読んだ島田裕巳『無宗教こそ日本人の宗教である』の紹介文を書きました。締め切りを三日も四日も過ぎて提出。担当者さんがボツにしなければそのうち「りゅうこく」に載ると思います。また、bk1にも投稿したので、やはり担当者が「これはまずいよ」と思って掲載を見合わせなければ、きっと載ると思います。

 「りゅうこく」と「bk1」、二重投稿なのかなあと思ったりすることもありますが、アマゾンとbk1の両方にまったく同じ内容で投稿するんでなければ問題はない(両方に投稿しても別に問題ないようにも思います、実際そういう人も少なくない)、のではないかなあと思っております。

 ☆の数は1コか2コにしました。酷い本だからそれは仕方がない。でもあまりけなしてばかりいてもアレ(※)なので、少しだけ褒めてみました。でも褒めてるうちにどうしても苦言に戻ってしまった。いやはやそれも致し方ない。だってすごいんだもん。

 でもアマゾンで確認したら、今のところ☆を3つ以上あげてる人ばかりでした。甘すぎると思います。それとも宗教書に求めるわたしの最低水準の線が高すぎるのだろうか?

 いやしかし、やっぱり、この本はないよ。

http://www.bk1.jp/product/03075511
bk1へ↑

※ 多くの場合、わたしが用いる「アレ」は「差し障りがある」という意味です。「アレがアレしてああなって」という言い方はわけがわからないのでアレです。
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コメント 4

eirene

私もこの本を読んだんですが、ちょっと残念な出来ですね。本当ならば、島田さんの原稿に、担当編集者がダメ出しすべきなんですが、どういう理由か分かりませんが、それが出来なかったんでしょうね。
by eirene (2009-02-18 09:36) 

chishu

> どういう理由か分かりませんが、

今どんな内容でも本、とくに新書が売れまくってるようだから、
それで「ゴー!」と言っちゃったのかもしれません。

「出しちゃえ出しちゃえ!
 島田さんがこの後どうなってもわたし知らないもん!」
的な。

でも、こうやって、あんまりしょうもない本ばかり出していたら
本のことが嫌いになってしまう人が現れないとも限りません。
大丈夫なのかなあ。
by chishu (2009-02-18 11:56) 

eirene

新書ブームの弊害は確実にあるでしょうね。出版点数を稼ぐために、本の品質管理がずいぶん甘くなっているなと、他の新書を読んで感じたことがあります。

あと思ったのは、島田さんはキリスト教なり、仏教の「教義学」を学んだ人ではないので、宗教的直観を概念化し、操作する知的作業が得意ではないんだろうな、ということですね。だから、この本には、「まっとうな宗教学者が書いた文章」と、「素人・非専門家が書いた文章」が混在しており、読むのにくたびれるわけです。

不得意な領域のことを書いているという感じを受けました。フリーの文筆家としての島田さんは応援したい気持ちもあるんですが(ゆえに、島田本はわりと購入していますが)、この本に関してはちょっと残念ですね。
by eirene (2009-02-19 12:31) 

chishu

> 宗教的直観を概念化し、操作する知的作業が得意ではない

うーん、きっとうなんでしょうね。
‥‥
いや、そんなことする気が最初からないのかもしれません。
あまりにあっけらかんとしてます。

いっそ、あっけらかんとエッセイだけ書いてて欲しいです。
by chishu (2009-02-19 22:38) 

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