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岩波ブックレット『いのちの選択』、おすすめです。 [生命学]

■家族承諾の脳死判定7例目…関東甲信越地方で
(読売新聞 - 09月06日 11:46)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100906-OYT1T00534.htm

臓器移植について考えるために良い本が出ています。『いのちの選択』岩波ブックレットです。全75ページ。600円+税。超おすすめです。

いのちの選択.jpg


『逝かない身体』という、ALSの母親を長年看病し見送った、壮絶な、それでいてまことに文学的で感動的な本(大宅壮一ノンフィクション賞受賞)を書いた川口有美子さんという方が、この『いのちの選択』の紹介文を書いています。
http://booklog.kinokuniya.co.jp/kawaguchi/archives/2010/08/post_30.html
わたしには、共感できる内容です。

わたしもbk1に紹介文を投稿してますが、それはまあ読まなくても良いと思います。川口氏の文章、すごいです。

ともかく『いのちの選択』は、臓器移植について自分の頭で考えるためには、とても良い本だと思います。

「法律が変わって、家族が承諾するかどうか決めれば良くなったんだから、本人は考えなくても良いじゃん?」、って思う方もあるかも知れません。

しかし、どうでしょう。

わたしが「本人」になるか「家族」になるかは、まったくわからないんじゃないでしょうか。わたしは多分どっちにもなり得るんじゃないでしょうか。じゃあ、やっぱり、考えておくべきなんじゃないかと、わたしは思います。

‥‥考えておいたとおりになる、と決まったもんでもないんじゃないか、とも思います。そのとき初めて考えれば良いのかも知れない。

しかし、まったく知識が不足している状態で(TVからの情報だけでは圧倒的に不足しています。脳死ソノモノを「致命的に」誤解している人も結構多い。)、そういう状況を迎えて、そのとき無知識の状態で考え始めるのは、まずいんじゃないかと思います。

はい。ではです。

いのちの選択――今、考えたい脳死・臓器移植 (岩波ブックレット 782)

いのちの選択――今、考えたい脳死・臓器移植 (岩波ブックレット 782)


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