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タナカ先生の本 [携帯から更新]

ケネス・タナカ
『目覚める仏教
アメリカに出合った仏教 現代化する仏教の今』
株式会社サンガ
2012年12月1日
857円 + 税

藤丸の書店で購入。

講義を聞いたり本を読んだりしたことのあるタナカ先生の本が、新書で、1000円しないで出てました。

アメリカ仏教の概説書みたいです。中身よりも現象を追う本っぽい。いつだったか龍大で一回だけ聞いた先生の記念講演か何かの講義も、たしか外側っぽかった印象が残ってる。

昨日読了した上祐氏の本では上祐氏が
「自分が信じ込んでいくタイプの新宗教的な宗教を越える新しい、宗教ではない新たな知の活動・いとなみ」(取意)
みたいなことを目指すと言っていた。そしてわたしは「それって伝統宗教がまさにそれである場合が多いし浄土真宗なんてまさにそれなんだけど、ああ、でも、真宗の僧侶その他の怠慢もあって上祐氏までそれが届かないのか、届いてないと思ってるのか、かつてのわたしのように、などと思った。(なまんだぶつぶつ)

この本でも、アメリカ人の中にそういうの(自分が能動的に信じる信、以外の何か)を志向する人たちが少なからずいて、その人たちに仏教が応えていて、そして仏教自体も少しずつ影響を受けて来てるよ、みたいな内容が展開されていきそうです。

しかし、動詞の「信じる」や名詞の「信」にも形態が何種類かあるので、いちがいに「信」で分類するのも危険な気はします。その辺この本ではどんなふうに書いてるのかな。


「アメリカ的な仏教が、今後、グローバル化する世界で伸びる傾向にあることは確かである。それは、教養水準が高まる世の中では、人格的な神を信じるという宗教には納得できない人々は増えるからである。一方、アインシュタインも発言したように、科学と矛盾しない「広大無辺の宗教」の代表である仏教こそが、今後より多くの人々に受け入れられていくのである。その広大無辺の宗教こそが、「信じる宗教」ではなく、「目覚める宗教」なのである。」
(『目覚める宗教』帯の本文紹介・引用)

ではでは。

ちしゅー
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