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「他力本願」? [法話]

今回のポーランド戦の後に、いろんな人が、人口に膾炙した「他力本願」という言葉を誤用して連呼したそうですね。「他人の力をあてにして自分の願いを実現しようとする」という内容なら無理して「他力本願」という格好良い四字熟語を使うのではなく「他力願」と言えば良いのです。なぜなら誤用されて言及される「願い」は決して「本当の願い」や「根本の願い」ではないからです。
 
だって、日本が今回「本当に」目指してるのは8強以上であって16強以上ではないでしょう? となるとグループリーグ突破という「とりあえずの願い」は「本願」ではないからそこに「本」をつけるのはあまりに不適切。
 
こういう場合は「他力願」と言いましょう。
 
……と、ここでつぶやいていても何の話題にもならないし何の効果も生まないけれど、でも、誰かシェアして広まってってくれないかな。わたしは拡散について何の努力もしないままで他力本願の誤用が減るというとりあえずの願いが実現されたら嬉しいな……。

用例:
「そんな ↑ 他力願なやり方ではだめだと思うよ?」

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※他力本願とは、自分が阿弥陀仏の浄土に往生する際にあてにする力のうち、自分の力か、阿弥陀仏の力か、どっちか、というときに、自分ではなく阿弥陀仏の「あなたをわたしの浄土に生まれさせて仏にしよう」という本願の力をあてにするという局面で出てくる言葉です。【この場合の「他力」を】英語に訳すと「other power」ではなく「the other power」となります。ふたつしかないときの、こっちじゃない、あっち、ということですから。自分の往生の際にあてにするのは自分ではなく阿弥陀仏の力です。他人の力はまったくあてにできません。
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