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「そだねー」関連。 [時事ネタ系]

今年の新語・流行語大賞が「そだねー」に決まったと昨日の報道で知りました。よくよく考えると自分とはあまり関係ない話なんだけど、でも「決まった」旨をフジのニュース速報?で知った時はなぜか「やった!」と、すごく嬉しく感じました。

「そだねー」はカーリングの中継から生まれた言葉です。わたし、カーリングはときどき見ます。中でも今年のオリンピックの時は、たしか、いろいろやらなきゃならないことがあったのに家族に隠れて……ではないけれど、でも多くの時は一人でひっそりと見てたような気がする。でも見ていて、見てられなくなって、しばらく別のことを真剣にやってカーリングのことをすっかり忘れて心が落ち着いた頃に「ハッ!」と思い出してTVを付けて再び心がふさがる、みたいな感じでした。ストーンはあんなにゆっくり動くのに、なんでこんなに心が締め付けられるの! ああ、ゆっくりだから心がついていけてそれで余計にふさがるのか! などと。

3位が決まった試合のその瞬間も、そんなわけで最初は見たけど途中が怖くて全然見てられなくて、でもやっぱり最後は見るのがファンというもんじゃないか、みたいに思って勇気をふりしぼって再びつけたから見られました。(隣の部屋で子どもが眠っているから音を切って見ていた。)

あのときはたしか、やっぱりちょっと劣勢で、でもファンというのはかなりやばいと思っても見てそしていろいろわかちあうのが筋だろうよ、みたいに思って見ていたところ、やっぱり劣勢のままで展開して、最後の最後もやっぱり劣勢で、ああ、そうだよ強いチームってのはがっちり勝ちにくるんだよ、ああ、キツいなあ、でも何とかならんかなあ、

と思って見ていたら、最終投のストーンがはじいたストーンがあり得ない……いやあり得るけれどイギリスの意図とかなり違う曲がり方をして、「あれっ? 取ったんじゃないのコレ?」と思ったら選手たちが握手・握手で、やっぱり終わった、でも日本の人たちはぜんぜん喜んでない。でも勝った……ん……だよな? と半信半疑だったけど、やっぱり勝っていた。そこであらためて「そうだった、カーリングって審判がいない敬意・敬意、良心に次ぐ良心のスポーツだから、相手がミスして自分が勝ってもそれを「ぎゃー!!」って喜ぶような品のないことはしないんだ。そうだ、そうだったんだ、だから冷静に握手してたんだ!」と、自分が応援してた人たちが勝ったこととカーリング本来のすごさの体感との両方がじわじわ来て泣くほど嬉しくなりました。

で、今年のその後の北海道では、いろんなことがカーリングがらみでありつづけたのです。
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こんなキャンディが北見界隈で発売されたりもしていた。9月に道の駅に行って発見、笑いながら購入。でもこれってかなりすごい。なんせLS北見(当時。今はロコ・ソラーレ)の誰にも似ていないのに誰かであることがわかる特殊な絵。素晴らしい。

そして、流行語大賞が決まる数日前にはこんな記事も道新に出てました。
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ポストに書かれた「オホーツクール」なる言葉もかなり寒いダジャレだけどこの記事も必要以上の駄洒落オチでもう、大学の時に大阪の友だちから「北海道のギャグは寒い」と言われたまんまだなあと思いました。でも良いじゃん。

「寒いよね。」「そだね-。」「もう冬だね。」「そだねー。」

なんか妙に暖かく感じられるではないか。不思議だ。

「カーリングは、恐らく世界で唯一の、オリンピックに出るような選手とまったくの初心者とが一緒に楽しめるスポーツなんですよ!」って、若手の僧侶研修会でカーリング体験をしたときに一緒にプレイしてくださった小笠原さんが、たしかおっしゃっていた。まったくその通りだった。そして、その前後に相次いで一緒にプレイすることができた本橋さんや敦賀さんも、わたしらのような純然たる初心者に懇切丁寧に手ほどきをしてくださるばかりではなく、その後のミニゲームでも本当に楽しそうにプレイしてくださったんですよ。彼らの言動のどこにも「初心者はこれだからハハハ」みたいな感じがまったくない。本当にカーリングが好きなんだこの人たち、自分の大好きなカーリングを誰かと一緒にやれる、そのことを本当に大事にしているんだ、何より「誰かと一緒にやれること」が大事なんだ、そしてこのプロフェッショナルな人たちは、たぶん恐らく、わたしらズブズブの初心者の動きからも勝手に何かを学んでしまっているんじゃないか、「天才は一生成長する」は本当だったんだ! みたいに思えました。

カーリング、体験プレイも面白かった。わたしは運動神経なさすぎて、どんなスポーツも、やるのよりも見るのが好きです。しかし中継を見るのがいちばんキツいのはこのカーリングです。じわじわ、じわじわ、心が痛くなる。……でもその分、自分が応援してる方が勝ったときに感じられるカタルシスみたいなのがひときわ強いのも、カーリングです……。

なんまんだぶ。
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