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法然聖人はどんな方だったんだろう。 [法話]

2022年6月16日 妙法寺(音更)あさまいりのご法話です。



「阿弥陀如来化してこそ
  本師源空としめしけれ
  化縁すでにつきぬれば
  浄土にかへりたまひにき」
親鸞作「高僧和讃」源空讃

法然聖人は生前からいろんな人に「あの人は阿弥陀さまの化身だ」「勢至菩薩の化身だ」「善導大師の化身だ」などなど言われていたそうです。親鸞さまもそういう御和讃をよんでいらっしゃいます。

人をつかまえてどんなことを言うのも自由ですが、しかし浄土真宗の場合、ご存命のときに本人に面と向かって「あなたは阿弥陀さまです」みたいなことを言うのはあんまりよくないと思います。

しかしながら、お念仏をいただいているわたしちは、この世との縁が尽きたらすみやかにお浄土に生まれ、即成仏し、南無阿弥陀仏と同じ仏さまになります。なので、生きてる時に「あの人は阿弥陀さま」みたく言うのはなじみませんが、先にお浄土に往かれた方のことを「あの人はもともとお浄土の住人だったから帰っただけ、そして今まさにわたしのとなえる南無阿弥陀仏になってくださっている」みたく言ったり思ったりするのは全然良いと思います。

なんまんだぶ。なんまんだぶ。
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