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築地本願寺新報に…… [法話]

浄土真宗本願寺派の、「築地本願寺」というお寺があります。

もとはたしか「浄土真宗本願寺派 本願寺 築地別院」(東京別院だったっけ?)が正式名称だったような気がしますが、地方地方にある本願寺派の別院は「○○本願寺」と呼ばれることがある場合もあって、東京築地の本願寺別院は「築地本願寺」と宗派の内外からずっと呼ばれていたこともあり、……たしか、いまは「築地本願寺」が正式名称になっていたんでなかったかなあと思います。(違ったらごめんなさい)

その築地本願寺から毎月一回「広報誌」が出ています。
その広報誌『築地本願寺新報』にご法話を書かせていただきました。
季節感満載です。いつ読むの? 今でしょ!
よろしければご笑覧ください。Webで全ページ閲覧できます!

なお、かなり読み応えのある冊子となっています。わたしのご法話もがんばってはいますが、表紙にも紹介されている戦場カメラマン渡部陽一氏のインタビュー特集がわたしはガツンときました。酒井氏のエッセイも、御法話を書くことになって「みほん」を紹介されてからずっとバックナンバーを読んでおります……。

https://my.ebook5.net/dat_corp/tkj2023-12/ スクリーンショット 2023-12-03 081258.png

よろしくお願いします。

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「やさしさ」? [時事ネタ系]

以前、本願寺派の「基幹運動」が「実践運動」に変わる直前くらいに、とある先輩がモソモソっと語ってくれた内容の中に、

「差別問題について学びはじめて蒙を啓かれた人が、差別の問題をまだわかってない人に対して、〈なんでわからないんだ!〉って言って怒ったらだめなんだよ。だって、その人はなぜその問題がわかったのかっていうと、自分でわかったわけじゃなくて、わかってなかったその人に、誰かが教えてくれたからなんだから。そのときに怒って教えられたのか? そんなことはない。今まで知らなかったその人に誰かがその問題を怒らずに伝えてくれたんだから、その人も別の人に対して、怒らずに、頭ごなしにならずに伝えなければならないんだよ。学び初めて理解したオレの方が学んでもいなくて理解もしてないお前らよりエラいんだよ、なんてことはないんだよ。」
みたいなのがあった。
うわあすみませんわたしそういうことしまくってましたと思った。
(婉曲表現だったのかな)
 
いま本願寺派の中で二極分化されるかのような勢いでかなりモニャモニャもめてるんだけど、分化した二曲のどっちからどっちの立場に対して何かを言うのでも、頭ごなしとか、怒りまくって「なんでわからないんだ!」みたいに言うのは、やめた方が良いなと思った。

信心の大事なところとか、二種深信の難しいところとか、機法一体の機法と二種深信の機法とは違うとか、そういうのはわたしいきなりわかったわけじゃないもの。わからなかったわたしに対して誰かが教えてくれて、それでわかったところが多い。(わかるものではないということが理解できたということも含む。)

ということなので(?)、対立しているんなら「なんでわからないんだ!」って切り捨てて「自分で努力してオレんところまで上がってこいやあ!オレは何もしてやらんけどな!」ってすごむのではなく、「オレもそうだった!ああそうだったんだよ!先輩が教えてくれたんだよ!よよよ」って、対立しない方法を探した方が良いと思う。
 
ブチ切れて一方的に言い捨てたり切り捨てたりするのは恐らく自分が絶対的に正しいからなんだと思う。でも「絶対的に正しい」というのは単なる思い込みだから(「絶対」という言葉は日常で用いられる場合は1つの強調語です)、やめたほうがいい。

「切り捨てる」のではなくたしか「切り結ぶ」という言葉がある。相手が間違っていると思っても切り捨てず、その間違いも含めて自分の主張や立場からの世界観の中に取り込んでしまうということだと思う。(違うのかな?)それが「捨てる」ではなく「結ぶ」ということなんだと思う。「えらびすてる」という言葉もあるけどその格好良さは法然さまにまかせておいて、わたしたちは切り結んでいけばいいんでないか。

「あんたは言い方がわるい」と言いまくられてる立場からは、以上です。
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吉川秀洋師のご法話(2023年11月9日@妙法寺(音更)) [法話]

吉川秀洋師(善勝寺・苫前町)のご法話です。
2023年11月9日、妙法寺(音更)にて。



いろんな大事なことをお話してくださいました。
『七仏通誡偈』についてお話されたのは後席です。


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2023-10-10 [日記]

2023年10月9日の、妙法寺(音更)常例のご法話です。
増田廣樹師(清心寺:茨城県)です。



ご讃題は

本願力にあいぬれば
 むなしくすぐるひとぞなき
 功徳の宝海みちみちて
 煩悩の濁水へだてなし
親鸞作『高僧和讃』「天親讃」より
でした。

阿弥陀如来の救いの確かさについて、「価値と意味」という視点から、また家族で海に行ったときの経験から、そして「信心」ということについて考えることを通し、丁寧に味わいながら、力強くおとりつぎくださいました。ありがとうございました。

諸般の事情で、10月24日までの限定公開となります。
お早めにご覧ください。

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「たとえ法然聖人にだまされても」2023年10月1日あさまいり ご法話 [法話]

ご法話アップしました。よろしくお願いします。



2023年10月1日の妙法寺(音更)あさまいりです。

続きを読んでみる


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森岡恵隆師 2023年9月9日 妙法寺(音更)常例 [法話]

森岡恵隆師(法隆寺:広島県)のご法話です。
2023年9月9日、妙法寺(音更)常例です。



たいせつなことを、心熱く、冷静にしっかりお伝えくださいました。

(表示されている画像の白い文字がいつもより薄くなっています。なんでこんなふうになったのかは不明です。「ペイント」でいつもと同じことをしたつもりなのですが……。)

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ワルプルギスの廻天 [アニメ]

魔法少女まどか☆マギカの最新作「ワルプルギスの廻天」の情報が動画付きで更新されました。



2024年の冬までは元気でいたいと強く思いました。
なんまんだぶ。

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超☆伝道(2023年8月26日)布教大会の感想法話 [法話]

2023年8月26日に京都で開催された「超☆伝道」(視聴覚伝道研修会、視聴覚に訴えかける法話X(10)th)に参加しました。



その感想のようなご法話です。
(感想だけでなく法話になっています。)

布教大会は、石田は北海道からの参加ということもあり、前半の布教実演も後半のシンポジウムもさせていただきました。

いろんな法話のスタイルが可能であることを知らせていただくとともに、「つたえる」と「つたわる」ということはどういうことか、広く深くいろんな観点から考える機会となり、大変にありがたかったです。

前日の「うちあわせ」みたいなところから、布教実演後にいただいた「質問」や「感想」まで含めて、わたしには大変にみのりの大きな会になりました。ありがとうございました。

中でも、まど☆マギ仲間が一人あらたに増えたことならびに思わぬところにマクロスΔ仲間が潜んでいたのがわかったことが、特に大きなよろこびとなったのです。まさかラストミッションに参加していただなんて……!

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2023(令和5)年8月26日(土)13:00~17:00
会 場 本願寺聞法会館3階研修室
テーマ 「超☆伝道」
サブテーマ 「視聴覚に訴えかける法話Xth」
布教実演(13:00~15:00)
 高都持 大道(プレゼン法話)
 石田 智秀(プレゼン法話)
 吉弘 一秀(紙芝居法話)
 沓名 奈都子(絵解き法話)
シンポジウム(15:00~17:00)
テーマ「わかりやすく、伝わる伝道とは」
●問題提起(各10分)
 枝廣 慶樹(『仏教エンタメ大寺院』えだぽよ住職)
 三ヶ本 義唯(『お坊さんと行く!』プロデューサー)
 石田 智秀(『浄土真宗の信心がこんなにわかりやすいわけがない』著者)
 松崎 智海(『だれでもわかる ゆる仏教入門』著者)
●コメンテーター(各20分) 
 猪瀬 優理(龍谷大学教授 宗教社会学)
 後藤 晴子(大谷大学講師 宗教人類学)
●ディスカッション(60分)

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https://www.facebook.com/shityokakudendokenkyukai/videos/844392130725653
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まど星マギ法話 [法話]

ここの 59:10 くらいから、石田のご法話です。
よろしくご視聴ください。
https://www.facebook.com/shityokakudendokenkyukai/videos/844392130725653

京都で「視聴覚伝道研究会」の大会に参加しました。第10回の記念大会です。

わたしは、前半の法話実演では『魔法少女まどか☆マギカ』と法蔵菩薩・阿弥陀仏の救いについてパワーポイントを用いアニメ本編を流してご法話したり、後半のシンポジウムのパネリストとして「視覚に訴える伝道は必要と目的に応じて生じる。温泉説法の朗読説法やチームいちばん星がそのすごい例だと思う。一方で節談説教は話者に視線を集中させるという意味ではやっぱり視覚に訴えかけてる。伝えたいこと・伝わるべきことが第一なのですよね」的なことを問題提起?で語りつつ、その後の壇上のディスカッションでは「ご法話するときは誰もわたしの話なんか聞きたくないと思ってて面白いこと話したらラッキーくらいに思ってると思って喋り始めることが多い」とか「自分の話したいことばっか喋らんで聞いてる人が聞きたいことを喋れば良いのにと注意されたことがある(その通りだと思うのですが)」みたいなこと言ったけどあまり役に立てずに終わったりしました。

わたしには非常に有意義な研修会でした。

ご法話は、「まど☆マギの結末に言及します」と断ってから始めました。基本は法蔵菩薩→阿弥陀仏の救いです。喋る原稿をそのまま黒地に白文字で大きく写しながら語り、また、Blu-rayから抽出したアニメ本編を流しながら「これがキュウべえです」と真面目な顔で言って解説したりマミさんのあの場面を写したりやっと魔法少女になったまどかが世界を救うところを味わったりして、聞いてくださってた方からは面白かったり興味深かったりしたという感想をもらいました。

おあさじは良いですね。

横綱も美味しかった。

ありがとうございました。

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怨みに報いるに…… 2023年8月16日 あさまいり ご法話 [法話]

2023年8月16日のあさまいりのご法話です。



お盆なので、『盂蘭盆経』の話をしようかなとか、前日が8月15日だったので浄土真宗の戦争責任の話をしようかな、でも始めたら恐らく「戦争に協力させられたのではなく明治からこっちいやその前から為政者にべったりで全然「させられた」観はじつはまったくなく率先してやっていた、そしてどうやら時機的にもそっちが主流だったっぽい」みたいな話になっちゃうかなとか、考えてはいましたが、「繰り読み」でいただくご和讃がちょうど法然聖人だった(源空讃だった)ので、漆間時国(うるまのときくに・法然さまのお父上)の話が主になりました。

ご讃題は

諸仏方便ときいたり
 源空ひじりとしめしつつ
 無上の信心をしへてぞ
 涅槃のかどをばひらきける
(親鸞作『高僧和讃』「源空讃」より)

です。

漆間時国は、夜討ちによる負傷がもとで亡くなられるとき、幼少の法然さまに「かたきうちはやめなさい」とおっしゃったと伝えられています。「人間の愚かさを克服すべく仏門に入りなさい」という趣旨のこともおっしゃったとも伝えられています。

「怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。」
『ダンマパダ』(『真理のことば・感興のことば』岩波文庫P.10)
(大谷大学のサイトより。ありがとうございます。)

法然さまは、お父さんが討たれなければ、今のような法然さまにはなっていらっしゃらなかったのかなと思うと、「ご縁」というのは本当に、すごいというか、人知を超えているし、こちらで「だから何々がどうこうですよ」と言うのも、はばかられるというか、わたしのちっさい頭で考えたところできっと何もかも捨象しまくっていて話にならないんだろうなという思いを新たにせざるを得ません。

たまたまつけたBSの番組に加藤登紀子さんが出てて、まったく熱くなく、淡々と、しっかりと、戦争は終わらせ方がわからない、という話をしてくださっていたのを聞けたのも、良かったというか、ご縁なんだたなと思いました。

ご法話では「まるっぽ、世の中のために自分のすべてを使える!」的に言ってますが、言いながら俺ぜんぜん使ってないなあ、口だけだな、ダメだな、と思いながら、言っておりました。もちろん伝わっていますでしょうか……。

仏さまのようにはなれません。なれませんし、なるための努力や、近づくための努力は、しなくて良いと思います。しかしながら、やれるだけのことは、やりたいです。仏さまになれるなれないや、なろうと思うとか真似をするとか、そういうのは関係ない水準で、やれるだけやろうと思います。

お正信偈の間にぐっすり眠ってしまった子どものことを話しましたが、安心して眠ってる子どもの姿って、なんか周りのみんなに仕合わせを運んで来てくれて良いですね。一生懸命に読んでくださる子どもの姿にも、同じような「まもられてる」感があるように思います。

みんな仏の子。

なんまんだぶ。

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