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何が起こるかわからない [時事ネタ系]

親鸞さまは、還暦の直前の頃、高熱と頭痛でほとんど死ぬようなめにあわれたそうです。インフルエンザだったんじゃないだろうか、という説もあります。
 
現在なら、風邪だと思って寝ていても、あまりにおかしくなったら119に電話するなりして病院に行って診断を受けたり薬を処方してもらったりして「ふう、危ないところだった」となりますが、昔は救急車も抗生物質も点滴もないからただうんうんうなって眠っているしかない。恵信尼さまは看病したかったようだけど親鸞さまは誰もよらないようにおっしゃったそうです。
 
で、いろいろあって、一週間くらい眠って、汗をいっぱいかいて回復されたそうです。
 
わたしはその話を聞いて「大変だったんだろうなあ」と思います。「心配されたんだろうなあ」と思う。でも、それだけです。安心してその話を聞くことができる。なぜなら、その時はいわゆる「最悪の事態」にならなかったことを知っているから。
 
でも、ご本人やご家族にしてみれば、本当に、本当に、死ぬんじゃないかと思って、おろおろされたり心配したり『大経』を読んだり、されたのだろうと思います。「何が起こるかわからない」という前提で暮らしているわけですから。
 
今回の籠池さんの話。
 
動画を見るわたしは「このときは何も起こらなかった」と知っているので、安心して見られます。札束を提示しようが、何か喋ろうが、何も関係がない。何も起こらなかったから。
 
だけど警察としては、群衆の中で札束を(しかも今回はどうもホンモノっぽい)見せる人がいて、しかも多くの人に自分の居場所を示すわけです。なおかつその人は言ってみれば「渦中の人」で、演説してる安倍さんを支持している人たちからすれば恐らく憎い相手であると思われる。なおかつその人が、あろうことか安倍さんより目立とうとしている。安倍さんが今しているのは選挙演説で、それを妨害するのはもちろん法律違反だ。法律違反になるかどうかはわからないが、しそうな雰囲気もある、しないかもしれないが、わからない。というより、この人が安倍さんより目立つのは、恐らく安倍さんにしてみれば面白くないことのはずであり、安倍支持派からしてもまったく面白くないことだろう、ということは、もちろんみんな大人だから滅多なことは起こらないと思うけれど、でもその起こって欲しくないことが、今、起こるかも知れない、それは避けるべきだ。何より、我々がたくさんいるこの場でそのようなことが起こって良いのか? いや! 絶対に起こってはいけない! すべての人を守る! それが我々の役目!
 
と考えるしそのように行動するでしょう。
 
だから警察は籠池さんを取り囲んで(よく連携されている警察が取り囲んだら籠池さんを害そうとする人は近づけない)、保護したのだと思います。
 
何も起こらなかったじゃないかという方もあるかもしれませんが、何も起こらなかったから安心して見てられるわけです。その場にいる人たちは「何が起こるかわからない」という前提で行動します。警察は特にそうだと思います。だから取り得る限りの最善の行動を取る。
 
籠池さんが現れるというのはかなりイレギュラーな事態だったと思われます。だって、意外性があって面白いもの。百万円持ってるって何ソレ。ということはつまり完全な「不測の事態」ですからピリピリするだろうし、定石どおりに動くでしょう。
  
保護対象を囲んで保護、別のところへ安全につれていく。 
すべきことをしただけだと思います。
 
高熱と頭痛の中で親鸞さまが『大経』を読んだというのは、南無阿弥陀仏をいただいている身としてはすべきことではなかったなあと思われたから、その場でご本人もいろいろおっしゃっているんだと思います。
 
以上。安全な地点からお伝えしました。
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アンケートは突然に [時事ネタ系]

突然電話がかかって来て、時事通信社からのアンケートに答えました。

質問内容は、「安倍内閣を支持していますか?」や、「集団的自衛権をめぐる法整備についてどう考えていますか?」や、「辺野古の基地問題をどう考えていますか?」や、「政党政治の今後についてどう考えていますか?」などなど。

選択肢は四つくらいが多かったので、きちんと答えようとすると「その他」に分類されてしまうなあ、寂しいなあ、という感じの質問がちらりほらり。

電話の受け答えで質問&回答でした。それで思った。

「滑舌のいい人って良いですね。」

ただ、いつの何を見れば今回のこのアンケートの結果が反映されているのかを聞きそびれました。もったいない。あと質問文の中の「行使」という言葉をどうやら「ギョウシ」と読んでいるように感じました。。

ではでは。
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「いま、最も危険な法案とは?」 [時事ネタ系]

「いま、最も危険な法案とは?」ジャーナリスト堤未果のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/bunbaba530/67754267.html

「秘密保全法」 ↑ 法案を今秋の国会に提出する、
と、安倍首相が3月31日に発表したんだそうです。

わたしが中高生のときだから30年くらい前でしょうか。そのころにも話題になった、国家秘密法や国家機密法案提出の、ふたたび・みたびの動きですね。摘発するターゲットやカテゴリは変わったのかもしれないけど、政府権限の強化的な方向性はまったく同じでしょうか。

高校生当時「朝ジャ」(朝日ジャーナルという雑誌が昔あったのですよ。高くて薄くて、ああ、コミケで売ってるという、そういうタイプの本の草分け的存在かもしれません、ある意味においては。)の熱心な読者であった☆わたし☆は、高校の学校祭の「展示」という部門でこの「国家秘密法」を扱おうと、国語の先生や新聞局の先生に相談したり、地元の弁護士さんのところに資料をもらいに行ったり、地元の自民党と共産党と社会党(当時)の事務所や地元の「有識者」に取材したり、持って帰ってきてみんなで分析したり話し合ったりして、それは大変いろいろ勉強になりました。展示のコピーはたしか

 スパイ行為でなくても、罪になります。

これは今回の動きにも共通でしょうか。。。

たしか、当時は「国際勝共連合」というところが積極的に動いていたり、いなかの各地方自治体が早期法制化をめざしてほしいという議決を行っていたり、いろいろありましたが、今回はどんなふうになっていくのでしょう。って、当時よりも世相?は圧倒的に「右傾化」してるわけだから、座して見てるわけにもいかないんだな……。

いま「最も危険」で、そしてなぜか、すごく懐かしい、そういうニュースです。しかし最近これ系の危ない話がいろいろ多すぎて食傷気味です。 ……こんなことではいけないんだよな。

なんとかしたい。
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大丈夫なのか。 [時事ネタ系]

生活保護の話。

http://wan.or.jp/emergency/wp-content/uploads/2012/05/120528冷静な議論と報道を求める緊急声明(確定).pdf
こういう↑声明が出てました。

「今後ますます必要になるモノなのに、少なくするって、何!」
ということですよね。

「憲法素案」?でしたか、前のにも増してとんでもないしろものを本気で出して来たり、自民党の党是は一体どこへ行こうとしているのでしょう。まあ、那辺でしょうかねえ。それはさておき。

「叩け叩け!」な話が出てくるたびに、自分が叩かれる側におかれた状況を想像します。

生活保護の場合は、自分がにっちもさっちもいかなくなって、生活保護をもらわなければらならなくなった時のことを想像してみます。そうすると、もちろん、「ください」と言って「はいあげます」とすぐにもらえるのがいちばんだと思います。多少の事務手続きは必要だろうなと思います。現住所はどこですか? 電話は? 身分証をコピーさせてください。

……基本的には「にっちもさっちもいかなくなって」から欲しいと思うのが生活保護ですから、ゆるやかにもらえるのが良い。「水際作戦」なんてオカシイ。

その「にっちもさっちも」にはもちろん個人差があるとは思います。そして、嘘を言う人も中にはいるだろうと思います。でも、そういうのは、あげてから検証すれば良いんでない?って思います。何で読んだか覚えてませんが、「セイフティネットはそういうもの」ということだし、まったくそのとおりだと思います。

なのに、変なところで叩こうとする。

叩く手は何を叩いているの? 自分を叩いてるんでないの?
その手は自分で振ってるの? 他人に振らされてるんでないの?

なーんてことを思います。

ぼくらこんなんで大丈夫なんですかね。
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「断念」と言ってしまっては‥‥ [時事ネタ系]

「亀岡暴走:危険運転致死傷罪の適用断念 京都地検が方針」
毎日新聞 2012年05月12日 02時25分(最終更新 05月12日 02時48分)
http://mainichi.jp/select/news/20120512k0000m040145000c.html

「断念」という言い方が気になる。

「こいつは悪いヤツだから何としても重罪にしてやる!」
という思いで法律を使ってはいかんのではないか。

政治の場面でもそういうのが最近ありますね。
あれ、当の政治家が本当に悪いことをしてるのかしてないのかは
もはや気にならないくらい
マスコミその他の叩き方が異常で怖いです。

裏の感情水準でそういう思いがあるとしても、
それを前面に押し出してやってはいけないと思う。

まわりの人が感情的になって「危険運転を適用しないなんてあんまりだ!」
と言って騒ぐのは仕方ないとして(ひどいことになったから)、
法律を実際に運用して
どのくらいの罪になるのかをきちんきちんと考える立場の思いとして
「断念」を使うのは、この場合、適切ではない。

見出しとしては
「「危険運転」適用されず」
くらいではないのか。

まあ、記事の内容はこの方向でも良いのでは?
だって最近は被害者に寄り添おうとして
寄り添い方に失敗して巻き込まれて
たのまれてもないのに「同化」して騒ぐ方向に
読者をミスリードするのが報道の流行のひとつだから?
これはそういう記事なのでしょう。

(たぶんどこかに違う方向の記事もあるのだろう。
 なきゃ腐ってる。)


法律を変えるなら、居眠り運転と、ぼーっとした運転と、
そういう、法律では「危険運転」にならない、
でも実際には危険きわまりない運転に至る状況を
作らせない、
そういう方向に、法律を変えるべきだと思います。

居眠り運転防止装置、その他の義務化など。
漫然運転防止のための研究の推進、対策、などなど。
データを蓄積していくためとしてのカメラの義務化など。
(ただでは転ばないために。)

そういうハードが整ってないところで
ソフト面だけ努力させてもダメだと思います。

交通事故で人を死なせてしまった場合は厳罰化する!
という、
個人個人の努力(居眠りしないでがんばるぞ!系)
を強制化するような法律に
わざわざ変えていくのは変だ。というか実情に合わない。
感情的にはそれでいい場合もあるけれど、
それでは何も解決しない。

「溜飲が下がる」というのは解決といちばん遠いところにある。

無駄にしないというのは、
溜飲を下げることではなく解決する、解決する努力をするってことである。


‥‥のではないかなあと思っています。

では。
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北海道原子力防災カレンダー [時事ネタ系]

原発が危なくなったら、このように行動してください、という目安みたいなのが書かれたカレンダです。

直近の泊は停まりましたが、停まっても電気で維持・管理しなければならないわけで、何かないとも限らないんだと思います。

まだ有効な、カレンダ。
2012050807100001.jpg2012050807130000.jpg2012050807100000.jpg


ちしゅー
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皇兄ナムリスぬいぐるみ? [時事ネタ系]

ロンドンのあちこちで、2012年ロンドンオリンピックのマスコットキャラのぬいぐるみその他が販売されていました。わたしも買ってきました。

2012032023190000.jpg2012032023200000.jpg

初見のイメージは「皇弟ミラルパ?」でした。
実際には、もちろん、皇兄ナムリスの間違いであります。
(『風の谷のナウシカ』のマンガをご覧ください。)

とにかく、これは、皇兄ナムリスのぬいぐるみだと思います。

大英博物館ではオリンピックの金メダルも見ました。
金メダル.jpg

ではでは。
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雀右衛門。 [時事ネタ系]

■品格と情の女形、中村雀右衛門さん死去
(読売新聞 - 02月23日 18:53)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20120223-OYT1T00956.htm

 歌舞伎女形で人間国宝の中村雀右衛門(なかむら・じゃくえもん、本名・青木清治=あおき・きよはる)さんが23日午後3時55分、肺炎のため亡くなった。

 91歳だった。告別式は未定。長男は歌舞伎俳優の大谷友右衛門さん、次男は中村芝雀さん。

 六代目大谷友右衛門の長男。1927年に大谷広太郎の名で初舞台を踏み、46年に復員後、27歳で女形に転じた。48年、七代目友右衛門を襲名。50年には映画「佐々木小次郎」に主演し、一躍人気スターとなった。約5年間で30本ほどの映画に出演。撮影のために東京の歌舞伎座公演を途中降板したことから、一時関西歌舞伎に活動の場を移すなど、異色の経歴の中で芸を磨いた。

 東京に戻ってからは、六代目中村歌右衛門、七代目尾上梅幸に次ぐ立(たて)女形(おやま)として、美しい品格と情の深い芸風を確立。時代物から世話物、舞踊まで幅広く活躍した。64年に四代目雀右衛門を襲名した。

松本幸四郎と一緒にやったのを見たとき、えらい綺麗でびっくりしました。女形というのは女よりよっぽど女っぽいし綺麗なんだなあと思いました。

(しばし検索……)

おお。すごい。探すと相当いろんなものがありますね、ネット上。
http://www.ntj.jac.go.jp/updata/choutatsu/bid_yobikoumoku_285_bundezi-bessi.pdf

わたしが見たのは
1993年の鶴屋南北『桜姫東文章』(さくらひめあずまのぶんしょう)です。
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/5/5_04_16.html

当時わたし東京の大学におって、文学研究サークルに所属してました。

友だちに一人大変な歌舞伎・文楽オタクがおりまして、彼がたくさんたくさん解説してくれて、かつ、彼の主導で、サークルで郡司正勝氏の講演会を企画したりして、そのご縁で歌舞伎の練習を見せていただいたりもした。なので、歌舞伎がものすごくよくわかったつもりにもなれました。

……

あの歌舞伎は、しかし、思い起こせば、
松本幸四郎演じる僧侶が、
前半では「南無妙法蓮華経」と言ってお題目を唱え、
後半では「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えていたのが
ものすごく違和感でありました。

どちらも病気平癒とか悪霊退散とかそんなようなジュモンでありました。
いや、前後半逆だったかも知れません。
とにかく節操ない僧侶でした。
最後には自分自身が悪霊か何かになって
桜姫を困らせてたんでなかったか。

とにかく、
江戸時代からなんもかもゴッチャになってたんだろうなあ。

とにかく、
濡れ場で暗転するとお客さんからきちんと
「ごゆっくり!」という声がかかるのも面白かった。

とにかく、
中村雀右衛門、当時70代だったのに絶世の美女に見えましたぜ!
あの人すごいぜ! ということなのであります。

惜しい。

でも誰もいつまでも生きていられるわけではない。大事な人が亡くなるとそれがひしひしと伝わってくる瞬間があります。「他人事だと思ってるみたいだけどお前もきちんきちんと死ぬんだぞ」と。いや雀右衛門さん直接そんなことは言わないでしょうけど。伝わってくる、ということです。

なまんだぶつ。

ではでは。
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なりふりかまってられないと。 [時事ネタ系]

「GKB47宣言!」自殺対策で政府がキャッチフレーズ 「違和感ある」の声も
2012.1.23 16:31 MSN 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120123/trd12012316340010-n1.htm

 自殺者数が14年連続3万人を超えるなか、政府が毎年3月に行う自殺対策強化月間のキャッチフレーズが、今年度は「あなたもGKB47宣言!」に決まった。23日に開かれた内閣府の自殺対策推進会議で報告され、委員から「自殺対策としては違和感がある」と疑問の声が上がった。

 強化月間の今年度のテーマは「全員参加」。GKBは、「ゲートキーパーベーシック」の頭文字をつなげたもの。自殺対策では、悩んでいる人に気づいて声をかけ、必要な支援につなげる存在を「ゲートキーパー」と呼んでいる。「47」には、47都道府県を初め、国民に取り組みが広がることを示したものだが、人気アイドルグループ「AKB48」にひっかけているのは一目瞭然だ。

 ある委員は「ブームにあやかろうという意図はわからなくもないが、自殺対策は継続的に、地道に取り組むもの。キャッチフレーズは地味でも普遍性や本質を示すのが大事」と批判的。別の委員は「もっとあたたかな、現状を反映した言葉のほうが良いのではないか。似たようなキャンペーンはほかにもあり、埋没する恐れもある」と話す。

 今後、ポスターや広告などでこのフレーズが使われる予定で、内閣府の担当者は「全員参加というテーマにあわせ、広く国民に親身に訴えることができるということで決まった」と説明している。

自殺対策で「GKB47」=AKB48のもじりに苦言も-内閣府
(2012/01/23-18:47 時事ドットコム その他)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2012012300666

 内閣府は23日、自殺対策推進会議を開き、3月の自殺対策強化月間のキャッチフレーズを「あなたもGKB47宣言!」としたことを報告した。女性アイドルグループのAKB48をもじったフレーズに、出席した委員からは「自殺という重たいテーマなのに、違和感がある」との苦言も出た。
 内閣府担当者によると、GKBとは「ゲートキーパー・ベーシック」の頭文字。ゲートキーパーは「自殺のサインに気付き、話を聞いて専門相談機関につなぐ役割が期待される人」。ベーシックには「専門家以外の一般参加者」を期待する意味があり、これに全国の都道府県数47を組み合わせた。内閣府は「自殺問題を身近に考えてほしいという思いを込めた」と説明している。

門番が Gがんばっても Kきばっても Bばたばたいってる みたいです。
なるべく47死なないですむような仕組み作りが大事だと思います。

CDによる買収を総選挙と称する集団の真似をするなんて‥‥。

とにかく、なりふりかまってられないということなのだと、
好意的に受け止めさせていただこう。


ただ、こないだ多分野の研修会にほとんど偶然参加して
いちばん「なるほど!」と思ったのは、クニが本気になるということは

庁 なり 省 なり

を立ち上げないと話にならない

という意見でした。


お医者さんも、看護師さんも、いのちの電話系も、
弁護士さんも、僧侶も、そして公務員も、
自分の専門分野からはるかに広がった範囲で
なんとかしようとして頑張りまくってる、
あの研修会では、それが非常にわかった気がました。

そして、今は一人一人の個人的な人間性とか、
動機付けとか、とにかく困ってる人をほっとけない感情とか、
良い意味でのおせっかいとか、
そういう、個人の能力に負うてるところが大である、
それも見えた気がしました。

そして、それももう、限界に来てると思う。


頑張ってる人たちにさらに「頑張れ!」と言うような、
奇をてらった耳目を集める名前を作るのも大事だと思うけど、
それだけではなく、
効果的な人材配置や機関設定などなどなど、
それもやるべきなのでは?と思っている。

門だけ守ってもダメです。

スパイラルのいちばんどん詰まりも大事だけど、
最初も大事。中も大事。どこも大事。
そのどん詰まりの門だけではなく、すべての場面において
「「専門家以外の一般参加者」を期待する」、
それだけではなく、
きちんと仕組みを作らなければ。
で、
仕組みを作って効果的に動かすならそれはつまり

庁 なり 省 なり

を立ち上げるということにつながっていくんではないかと思う。


門番が Gがんばっても Kきばっても Bばたばたいってる みたいです。
なるべく47死なないですむような仕組み作りが大事だと思います。
(mixiにも同様の日記を書いた。)

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いろいろ、少し、心配です。 [時事ネタ系]

光母子殺害 最高裁近く判決へ
(NHK News Web 1月23日 16時47分)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120123/k10015469181000.html

山口県光市で主婦と幼い娘を殺害した罪に問われ、死刑が言い渡されている元少年の裁判は、最高裁判所で審理が終わりました。判決は近く言い渡される見通しで、死刑か無期懲役かを巡って異例の経過をたどった事件について、最高裁がどう判断するか注目されます。

平成11年、山口県光市で、主婦の本村弥生さん(当時23)と生後11か月だった娘の夕夏ちゃんが殺害された事件では、当時18歳だった元少年が殺人などの罪に問われました。1審と2審は、無期懲役を言い渡しましたが、最高裁判所は「特別な事情がなければ死刑にするほかない」として審理を差し戻しました。これを受けて、広島高等裁判所は4年前に死刑を言い渡し、弁護側が上告していました。最高裁で開かれた23日の弁論で弁護団は「被告は犯行当時18歳になったばかりで、精神的に未熟な状態だった。殺害するつもりはなく、深く反省している」と述べ、死刑にすべきではないと訴えました。一方、検察は「18歳という年齢を考慮しても、死刑にしない特別な事情はない」と主張しました。最高裁の審理は終わり、判決は近く言い渡される見通しです。何の落ち度もない2人の命を奪った責任の重さや立ち直りの可能性を最高裁が改めてどう判断するかが焦点になります。

弁護側、死刑回避求める 光市母子殺害事件、上告審結審
2012.1.23 20:49 msn 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120123/trl12012320510013-n1.htm

 平成11年の山口県光市母子殺害事件で殺人や強(ごう)姦(かん)致死などの罪に問われ、20年に広島高裁の差し戻し控訴審判決で死刑とされた元少年(30)の上告審弁論が23日、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)で開かれた。弁護側は「更生が可能」として死刑回避を訴え、検察側は上告棄却を求めて結審。判決期日は後日指定される。

 最高裁は2審が死刑の場合、慣例として弁論を開く。元少年は1、2審で無期懲役とされたが、最高裁は「死刑を選択しない十分な理由はない」として審理を差し戻した。

 差し戻し控訴審で、元少年は一転して殺意を否認。高裁は「反省の態度はみられない」として死刑を言い渡した。

 弁護側は弁論で「殺意はなく、傷害致死罪が成立するにすぎない」と主張。検察側は「動機、態様は極めて悪質で、死刑とした判断は妥当」とした。差し戻し控訴審判決によると、当時18歳だった元少年は11年4月14日、排水検査を装って本村洋さん方を訪問。乱暴目的で妻の弥生さん=当時(23)=の首を手で絞めて殺害し、長女の夕夏ちゃん=同11カ月=も首をひもで絞めて殺害するなどした。

光市母子殺害事件、最高裁で上告審弁論
2012/1/23 21:55 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E1E2E0918DE0E1E2E3E0E2E3E09180EAE2E2E2

 1999年に起きた山口県光市の母子殺害事件で殺人罪などに問われ、差し戻し控訴審で死刑判決を受けた元少年(30)の上告審弁論が23日、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)であった。弁護側は「母性に甘えた未熟な犯行」として死刑回避を主張、検察側は上告棄却を求めた。初公判から12年を経た異例の公判はようやく結審し、今春にも判決が言い渡される。

 犯行態様や被害者数、年齢などを死刑の選択基準に挙げた最高裁の「永山基準」に照らし、落ち度のない母子2人の命を奪った責任の重さと、年齢や反省の度合いなどの情状面をどう判断するかが焦点。死刑の適否を巡り2度目の最高裁判決に注目が集まりそうだ。

 少年法は18歳未満への死刑を禁じており、犯行当時18歳1カ月だった被告に死刑を適用するかを巡り司法判断は割れた。差し戻し前の一、二審は更生可能性を考慮し無期懲役を選択したが、最高裁は「特に酌量すべき事情がない限り死刑とすべきだ」として審理を差し戻し、広島高裁が改めて死刑を言い渡した。

 差し戻し審で弁護側は「母親のように甘えたくて抱きついた」「乱暴したのは生き返りの儀式」などの新主張を展開。この日の弁論でも「甘えたかったが拒絶されパニック状態になり、父親からの虐待経験もあって過剰反応をした」と主張した。乱暴も「母へのゆがんだ性愛と現実逃避が理由」として、殺意や強姦目的を否定した。

 安田好弘弁護士は「被告は『一審で殺意や強姦目的を認めたのは、死刑を求刑され怖くなり、認めないと死刑にされると思ったからだ』と話している。新供述が真実だ」と述べ、死刑回避と差し戻しを求めた。

 検察側は「犯行の動機・態様は極めて悪質で、遺族の処罰感情も峻烈(しゅんれつ)。年齢などを総合考慮しても死刑判決は正当で、上告は速やかに棄却されるべきだ」と訴えた。

 死刑求刑に対する二審の無期懲役判決を不服とした検察側上告に対し、最高裁が二審を破棄して差し戻したのは、連続射殺事件の永山事件、広島での仮出獄中の強盗殺人事件に続き3件目。これまでの2件はいずれも差し戻し審で死刑が確定した。

 二審判決によると、被告は99年4月14日、配水管検査を装って被害者宅に上がり込み、本村弥生さん(当時23)を殺害、乱暴し、長女の夕夏ちゃん(同11カ月)も殺害したほか、財布を盗むなどした。

不可解な話だと思う。
いろんなことを投げかける話でもあると思う。

第一報的な報道が為されたときは‥‥
どうだったのだろう、あんまり覚えていないが、
「よくある」大変な事件だと思った、ように思う。

最初に有名になったのは、
ニュースショウ番組で遺族の方が
「わたしが殺す」
と言ったあとのことだったと思う。
大変に共感してしまった。
容疑者の実像とか動機とかそういうのは放っといて
とてもわかりやすい「遺族感情」だったから。

次に有名になったのは、
容疑者の弁護団の人たちが
それまでの報道の内容からはちょっとかけ離れた「少年」像を提供してくれて、
ほぼ全てのマスコミがそれにかみついた時だったと思う。

次に有名になったのは、
元府知事現市長の扇動家の方が
地上波のTVで言うべきではないようなことを言って、
ほんとに煽りに煽ってしまった、
その後だったと思う。

その前後だったか、森達也の『死刑』を読むと、
きちんとこの事件のことも考えていた。
明確な「こうしたら良い!」ということは出てこない、
でも、すばらしい本であると思ってる。

裁判の茶番を扱った別冊宝島を購入したことがある。
精読はしていないけど、
ともかく、裁判というのがどういうものなのか、
わかりやすく?わかりづらく?なるような本だった。
なるほど、裁判は

ゲーム

なのだなあと思った。

また、痴漢の冤罪を扱った映画を見て、
検察というのは、
証拠を全部いきなり開示しないものであって、
弁護する方が探って、
それをみせてといわないと開示しないとか、
弁護側が用意した「証拠」を
まったく採用してくれないことがあるとか、
というか、
検察と判事がグル?ではないにしても
なんか変なことになってるってこともわかった、
ような気がしている。

裁判員制度というのが、まあ、
導入方法の理由が変なのは変なんだけど
そういう間違ったあり方っぽいところに
何かものすごいゴツい石を投げ込んで
波紋を広げている、それはまあ、とてもよいものかな、
とも思うようになっている。

裁判ですべての真実が明らかになるなんてのは、
ウソである。

そして、マスコミが書くことも、
決して真実ではない、
ことがある。

何が本当なのか、よくわからない事件だと思う。
今後も、たいしたことは、明らかにならないんじゃないかと思う。


ただ、なんての。


遺族の人が容疑者に向かって
「殺してやる!」
と叫ぶのは、感情的にはまったく、
まったく同情するし、
寄り添っていくべきだと思うけど、

だからといって、

その感情に、まったく関係ないわたしが
勝手に同化して
「殺してやる!」とか「殺せ!」とか言うのは、
ちょっと違うんでないかなあと思う。

「仕方がないと思う」
「黙認できる」

「積極的にそうすべきだと思う」
「是認する」
とは、まったく違う。

人を殺せ、殺せ、と言うのは、あんまり感心しない。

いや、遺族が言うのは‥‥わかる。
だけど、関係ない人が一緒になって言うのは、
何か違うと思う。

気づかないうちに、
その思いを
自分のストレス発散に利用してるだけなんじゃない?

違う?

ほんとに、そう言い切れる?

寄り添うのと、同化するのは、まったく違う。

それは、わかってる?

‥‥ほんとに?



みたいなことを思う。


いろいろ、少し、心配です。

(昨日mixiに書いた日記にニュース引用を加えて。)

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